中学受験の塾での勘違いと国語の成績
中学受験の塾は勉強を教える場所です。しかし実際問題として、教えれば教えるほど、成績が下がっていく子どももいます。
特に国語の指導は、生徒それぞれによって、ものすごく個人差が出てきます。
しかも、こういったお子さんや、そのお母さま方は、「わかる」イコール「できる」だと完璧に勘違いしています。「わかる」ことと「できる」ことは似て非なるものなのです。
しかし、ここを勘違いしているため、学校でも塾でも、先生の面白い話や、わかりやすい話、耳ざわりのよい話に興味をいだいて、家に帰って子どもは「塾は楽しい」「あの先生の授業わかりやすい」と言います。そして、これを聞いたお母さんは「ああ、やっぱりこの塾なら安心」と思うようになるのです。
けれども、よく観察してください。ふり返ってください。あなたのお子さんが中学受験の塾が楽しい、よく分かるといっても、そのあとの模試の結果はどうですか。国語はできていますか?
中学受験の塾の授業が理解できただけで成績は上がりません。大事なことは、先生の話を聞いたあとに「論理的な思考」を習得する「実践」が欠かせないのです。この重大さに気付いて実践しているお子さんは非常に少ないのです。理解できた後は、血肉となるまでの習得が必要なのです。トレーニングが欠かせません。
ですので、国語は才能やセンスで解けるものではないのです。仮に、センスで解けたとしても、本当の国語力は身につきません。子どもの頃から、論理思考のトレーニングをすることで、そしてこの訓練努力に比例して習得されていくものです。
>> たった3ケ月で偏差値39から59へアップさせた中学受験・国語のおどろくべき読解法!国語の正しい勉強法と解答法
中学受験に関して、一番成績が伸びにくいのは国語です。この科目を苦手としているお子さんが圧倒的に多いのです。
それもそのはず。ほとんどが読解のテクニック(解答法)を教えているからなのです。たとえば、
「文中の関係箇所に線をひく」
「明らかに長い・短い選択肢は消去する 」
「選択肢を問題を解く前に見てから本文に読み始める」
「指示語の問題が出たら答えはその近くに絶対ある」
「本文の最初の段落を読んだら次は最終段落に飛ぶ」
「何度も頻繁に出る言葉はキーワードなので要約問題に入れれば部分点になる」
といった読解法(解答法)です。しかしこれでは応用が効かないといいますか、実際の試験問題で生かし切れないことが出てくるのです。いわば「べからず集」や「心得」になってしまい、実際に読解できるレベルまで習得できていないことが多いのです。
この現象はつまり「論理的思考が養成されていない」からなのです。間違った勉強法なのです。
端的にいえば、日本語文章の「論理的思考」ができていれば、国語の読解問題などはできるのです。解法のテクニックに二の次なのです。
しかし、現在多くの国語の試験対策では、本末転倒になっており、解法のテクニックが筆頭となっているのです。これは誤った国語の勉強法といえましょう。この誤りを正すことはとても大事なのです。

